不倫・浮気慰謝料の相場は?相場以上もらえるためのポイントを解説!

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不倫・浮気で離婚する時の慰謝料の相場

裁判での慰謝料相場は100~300万円と言われていますが、近年では300万円が認められるケースは珍しく、子どもがいる場合でも150~200万円となることが多いように思います。

 

慰謝料が高額になるケースとは?

高額の慰謝料が認められた裁判例で考慮された事情に以下のようなものがあります。

ただし、裁判では当事者双方からのすべての主張・証拠を考慮したうえで裁判官が慰謝料金額を決めますので、以下のうち一つでも当てはまれば必ず高額になるというわけではありません。

婚姻期間が長く、不貞期間も長い(不貞期間約20年で慰謝料300万円認容 大阪地裁判決平成11年3月31日)

未成熟の子どもがいるもしくは妻が妊娠中の不貞

不貞前の夫婦関係が良好

不貞が原因で離婚もしくは別居に至り、夫婦関係が修復不可能

不貞の証拠があるにもかかわらず、不貞を認めない、真摯な謝罪がない (200万円認容 東京地裁判決平成25年4月30日)

不貞発覚後、不貞をした配偶者からの暴力や不誠実な対応がある

不貞発覚後も不貞関係を継続している

不貞により妊娠・出産した(250万円認容 東京地裁判決平成21年1月14日)

不貞によりうつ病を発症して通院加療を要した(150万円認容 東京地裁判決平成22年12月9日)

不貞相手が夫婦を離婚させることを意図して婚姻関係に不当な干渉をするなどして離婚させた場合は、不貞相手方に離婚慰謝料も請求できる(最高裁判所判決平成31年2月19日 この判決では上記事情がないとして慰謝料請求は棄却されました)

高額な慰謝料を請求し、早期に話をまとめたい方は弁護士にご相談を!

当事者間の話し合いで一度は不貞を認めたものの、離婚や慰謝料請求をすると不貞を否認し、証拠隠滅を図ることは珍しくありません。また、不貞を追及すると、不貞をした配偶者が子どもを連れ去ったり、不貞慰謝料を請求するなら養育費は支払わないと言われたとのご相談も過去にありました。

そのため、離婚や慰謝料請求を切り出す前に、まずは一度弁護士にご相談ください。

 

また、離婚前に不貞関係を解消した場合には、不貞相手と不貞をした配偶者で消滅時効の起算点が異なり、不貞相手には慰謝料請求ができなくなるケースもありますので(最高裁判所平成31年2月19日判決)、不貞を知ったがすぐには離婚を決断できないという方は、まずは不貞相手に対する慰謝料請求についてご相談ください。

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この記事の執筆者

弁護士 新内谷早紀

専門分野

離婚

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執筆者プロフィール

藤井義継
藤井義継
保有資格
弁護士 ファイナンシャルプランナー2級 家族信託専門士

所属弁護士会・登録番号
兵庫県弁護士会第20510号

取扱分野
相続・離婚・債務整理

出身地
神戸市