弁護士藤井義継の離婚相談室

相談予約はこちら
藤井義継法律事務所
神戸市中央区中町通2丁目1番18号日本生命神戸駅前ビル11階
藤井離婚相談室

離婚の動機・事由

離婚理由と離婚事由

裁判所の統計によると多い離婚理由は次のとおりとなっています。

夫からの申立 妻からの申立
1 性格の不一致
2 異性関係
3 異常性格
4 性的不調和
5 浪費
1 性格の不一致
2 暴力
3 異性関係
4 浪費
5 異常性格

離婚事由

それでは、各理由で調停が不調となった場合に裁判所で認められるかをご説明しましょう。

性格の不一致

夫婦関係が修復不可能なまで破綻していれば、婚姻を継続しがたい事由として離婚事由となるというのが裁判所の考えです。
生活の不一致というのは、多かれ少なかれどの夫婦にもありますので、裁判所は単なる性格の不一致のみで離婚を認めるのでなく、夫婦関係の破綻の程度を考慮した上で離婚を認めることになります。夫婦関係の破綻の程度を判断するのは、別居期間でしょう。性格の不一致で離婚を希望する場合、調停でだめなら、別居した上で訴訟を提起すべきことになります。

異性関係 不貞行為
異性関係は、不貞として離婚原因となりますが、自ら不貞をした者が、離婚を請求するには、
  • 未成熟年の子がないこと
  • 5年以上の別居
  • 離婚に反対している側が離婚後も経済的な不安なく生活していけるだけの十分の経済的な給付
が要求されます(いわゆる有責配偶者の離婚請求)。
もっとも、そのような場合でも、協議離婚や調停離婚や和解離婚は可能ですので、あきらめずに弁護士に相談の上手続を進めていくことです。
暴力

暴力も、暴力が原因で夫婦関係が破綻すれば、婚姻を継続しがたい事由となり、離婚事由となります。
暴力は、身体的暴力だけでなく、精神的暴力 無視、おどし、威嚇、生活費を渡さないなどの経済的虐待、性的暴力を含みます。

異常性格

異常性格は、精神病の場合は、強度の精神病にかかり回復の見込みがない場合として離婚事由となります。
またその程度に至らない場合も、性格の不一致や精神的暴力を伴っていることが多いので、そちらで離婚事由とされるので、夫婦関係の破綻により離婚原因となります。

性的不調和

結婚は夫婦の体と心の結合を基礎とするものですから、夫婦間の正常な性生活を妨げる場合(性交不能、性的異常、性交拒否等)は、これが原因で夫婦関係が破綻するに至った場合は離婚原因となります。

浪費

働かない、収入を考えないむだづかい、必要がなく、緊急性のない借入は、度がすぎれば夫婦生活の経済的基盤を破壊するので離婚原因となります。

不貞行為

不貞行為は、結婚している者が自由な意思に基づいて、結婚相手以外の異性と性交渉を行うことです。
たった1回きりでもよく、お金を支払う買春や売春、援助交際も含まれます。
また、相手方の意思を制圧した強姦、強姦に至らないセクシャルハラスメントも含まれます。
不貞行為が発覚した場合、素直に認める場合とあくまで否認する場合があります。
素直に認めた場合も証拠がないことを良いことに否認に転じることもありますので、謝罪文をとっておく、会話を録音しておくなどの証拠を作っておく必要があります。

◎不貞行為の証拠としては

  • 携帯電話やメールの記録(不貞関係にあると、今まで自宅内に放置していた携帯電話を自宅に持ち込 まなくなったり、パスワード設定して盗み見できなくすることがあります。不貞の発覚のきっかけ は携帯電話がというのが多いです。)。記録は写真撮影しておきましょう。
  • クレジットカードの利用記録 不貞相手との旅行、ラブホテルの支払が記録されていることがあります。
  • 興信所(探偵)に頼む場合
    尾行。尾行。期間が長くなると費用がかさみます。
  • 不貞行為の相手方との間と同居している場合
    住民票(弁護士に依頼し、住民基本台帳の閲覧をすることにより取得できます。)
  • 不貞行為の相手方との間に子のある場合
    戸籍謄本(まれに夫が内緒で認知していることがあります。相手方の戸籍謄本は、住民票から同様 にたどります。)

モラルハラスメント

新たな虐待のかたちとしてモラルハラスメントが最近主張されるようになりました。肉体的暴力ではなく精神的暴力であり、夫が妻を自分の思うがままにあやつり、あやつりの手段として大きな声をだして怒ったり、無視をして、精神的に追い詰める虐待です。

この問題に詳しい、本田りえ外『「モラル・ハラスメント」のすべて』(講談社)によると夫に
  • 結婚したとたんロマンチストからケチ夫に変身
  • 計算高く、自己中心的
  • 他人にどう見られるかをひどく気にする
  • 説明なしに無視し続ける
  • すれ違いざま、捨てぜりふを吐く
  • マイルールが好き
  • ここぞといとうとき、迫真の演技をする
といった特徴があります。

このようなモラルハラスメントについては、まず被害者である妻自身が、気づかず、夫に頭がおかしいので精神科に行けと言われ、精神科で初めて気づくケースもあります。
夫のモラルハラスメントを理由に離婚する場合、モラルハラスメントが立証できれば損害賠償も認められます。モラ夫は、簡単には離婚しないので、交渉、調停、裁判と手続きを重ねることとなりますので弁護士の手助けが必要です。
ただ、弁護士にも、モラルハラスメントについて知らない弁護士も多いので、モラルハラスメントを理解している弁護士に手続きを依頼することが重要です。

離婚のご相談は藤井義継法律事務所へ電話番号078-362-2411受付時間月〜金 9:00〜19:00/土 9:00〜12:00